条件づけ
親や社会、教育などによって人間の無意識の中に幼児の頃から受け付けられる固定的な観念。この無意識的な観念に意識の光を当て、それを解除することによって始めて人間の成長があると和尚は説いています。
マインド
日本語では「心」と同義に使われるが、和尚の場合は「分別」「はからい」など、頭によるやりくり算段をさします。マインドは条件づけや過去の経験などによって成長し、人間の生存にとってはきわめて有用な道具と言えます。ところがその道具であるはずのマインドが人間の主人となってしまい、それが人間の成長を阻害し、数々の弊害をもたらしています。
ハート
日本語の「心」に近い。「胸」の領域。感じる事の中心(センター)。マインド(頭)からハート(胸のあたり)へ降りていくことこそ、瞑想へと至る有用な道筋だと和尚は説いています。
自在無碍
条件づけやマインドを越えて、自己の本性から自由自在に状況に応答し対処する状態。老荘思想の「無為自然」に通じる。
中心
人間の原初的な中心の事。つまり臍あるいは腹をさす。また副次的な中心として、感じること(フィーリング)の中心であるハート(アナハタチャクラ)、思考の中心である頭がある。そのほか意識の集中(センタリング)に有効なセンターとして、第3の目のセンター(眉間 アジナチャクラ)や性センター(下腹部)などがある。
センタリング
自分の意識を身体上の1つのセンターに集中していくこと。それにより意識は自己の源泉へと戻っていく。