千葉のJ子さん サトルボディヒーリング遠隔調整の感想
昨日のSBHでは、私の中にある葛藤のエネルギーにサーシャさんが触れてくれた瞬間、私の中で忘れてしまっていた幼い頃の母親への感情の記憶が蘇りました。
私は母親からの愛情を強く欲していたのですが、弟ができてから、母親の愛情は弟に注がれるように感じました。
そして今思い出したのですが、よく、夜寝る前になると、
「お母さんは私のこと好きじゃないんやろ」
と言ってすねて泣いていました。
母親は笑って
「そんなことないよ」
と言っていましたが、私にはその言葉では慰めにもならないほど、愛されない気持ち、自分には全く愛が注がれていない気持ちを強く感じていました。
私が母親を嫌うようになったのは、
「愛されないなら私の方から嫌ってやる」
という、ひねくれた気持ちからでした。
それは、とても今回の彼の反応に類似していると気付きました。
彼のひねくれた態度と気持ちを痛いほど理解することができました。
そして、私はこんなに自分の中に、愛されたい欲求があるんだと気付かされました。
そしてまた、それに関して、サーシャさんが見たひとつの過去世が物語っていたのですが、
私は過去世で、ある時代に、王様の妃になれるはずの人だったと。
周りの誰もがそうだと思っていたのに、結局、王様の妃になったのは私ではなかったという過去世でした。その時おそらくとてもショックだったでしょうし、プライドも傷ついたでしょう。
そしてその過去世をサーシャさんに言われたとき、忘れていたある記憶が鮮明に蘇りました。
それは、私が大学生のときに、サークル内で演劇のコンテストをしたときのことでした。
3つの班に別れて同じ演目をやり、その中で順位をつけられるのです。
私はそのお芝居の中でヒロインを演じました。
私はお芝居が大好きだったし、将来は役者になりたいと思っていて、とても熱を入れて取り組みました。そしてサークルの誰もが、私が主演女優賞をとるのだと信じて疑っていませんでした。(それは後から他の人から聞きました。)
しかし、結果的に私はその主演女優賞をとれなかったのです。主演女優賞をとったのは、今では私が一番仲良くしている友達でした。
主演女優賞が発表されたとき、サークル内の空気が一瞬止まったのを感じました。
私は賞をとれずにショックを受けたし、周りは「え〓」という空気でした。
後から先輩から話を聞いたら、私のいた班は、班でも一番の賞をとったし、他にも個人賞をいくつか私の班の人がもらったのです。だからその班にさらに主演女優賞まであげると、他の班の人へのバランスが悪くなるということだったそうです。
そんな大人の事情のために、私の心はとても傷つき、その後から芝居への情熱がだんだんと消えていき、役者への道を諦めるようになったんだと…そんな記憶が蘇りました。
私は、その時に、やりたいことを思いのままに純粋にやり続ける、「アクセルだけを踏む」ということが、できなくなったんだと気付きました。アクセルとブレーキを一緒に踏んで、うまくいかない現実を、運命のせいにしていたのでした。
もしかしたら、占いジプシーになる人たちも、こんなふうにして、何かのきっかけで自信を無くしてしまっていて、
占いが当たるとか当たらないとか、占いに振り回されるようになるのではないかと感じました。
「自分がしたいからし続ける」
そんな純粋な思いのまま走ることが怖く、何かの保証がほしいのかもしれません。
そのお芝居で賞をとれなかったとき、
私が好きだった先輩がディレクターだったのですが、「僕のキャラクターの作り方の間違いだった。絶対に君のせいじゃない。僕のミスだから、本当に賞をとらせてあげられなくてごめん。だけど、君は僕の中では本当に本当に主演女優賞なんだよ」
と言ってもらったことを、今日この文章を書いていて思い出しました。
あの時は、その先輩の言っていることの意味を受け入れられず、
「だって結局1番の賞を貰えなかったんだから意味がない!」
と心の中で反発しながら先輩の前で悔しくて大泣きし、
だけどその先輩のことが好きだったし、その先輩の言葉だけを聞いておくしかできませんでした。
ぶつけようのない19歳の私の気持ちが、自分の中でずっとくすぶっていたのですね。今、ふとその先輩の言葉を思い出して、急に涙が溢れてきました。
今では、あの時、その先輩はきっと本当に申し訳なく思っていたんだろうし、私のことを本当に一番だと思ってくれていたんだろうと、今になって素直に受け取れるのです。
幼かった私のやり場のない気持ちが今、やっと解消されたような、そんな気がしました。
1歳しか違わないのに、昔からとても大人な人で、とても好きになった憧れの人でした。そのことを思い出し、なんだか、私と今回の彼との関係に似ているなとも思ったり。
いろいろと、今日になって心のわだかまりが溶け始めた感じがします。
本当にありがとうございます。